PROJECT OVERVIEW

Sculpture to be Seen from Space, Improvisation to be Heard from Space.
宇宙から見える彫刻、宇宙から聞こえる即興演奏

1982年に着工し、2005年にグランドオープンしたモエレ沼公園は、20世紀を代表する彫刻家のひとりであるイサム・ノグチ(1904〜1988)のデザインによる、「全体をひとつの彫刻作品とする」総合公園です。

この地球上につくられた、まさに「大地の彫刻」としてのこのモエレ沼公園を、市民テクノロジーとしての成層圏気球によって宇宙とつなぎ、さらにそこから、未だ見ぬ地球外知性に思いを馳せる「宇宙の彫刻」を実現しようとしたのが、ARTSAT:衛星芸術プロジェクトとSIAFラボのコラボレーションによる「宇宙から見える彫刻、宇宙から聞こえる即興演奏」プロジェクトです。モエレ沼公園から放出される気球には、気球モジュールの位置や状態、周囲の環境情報を記録するデータロガーに加えて、今回のプロジェクトのために開発した、プログラムコードを送るとそれに応じて音を送信してくれる「テレコーディング・モジュール」が搭載されています。

モエレ沼公園の完成に先立つこと58年前の1947年、イサム・ノグチは大地に土を盛ることで、鼻の長さが1マイル(1.6km)にも及ぶ巨大な「顔」を描く「火星から見るための彫刻」の構想を残していました。このプランのように、モエレ沼公園を宇宙から見たとしたら、いったいそれはどのように見え、地球外知性に何を伝え、何を想起させてくれるのでしょうか。

芸術作品を体験することは、鑑賞者の一人ひとりがそれぞれの知識や経験を総動員することでそこから意味を発見し、遠く彼方へと想像力の翼を羽ばたかせていくことです。札幌市がモエレ処理場の公園化を制定してから40年、イサム・ノグチが公園のマスタープランを完成してから29年。その志とビジョンは、今もなお、光の速度で遥か宇宙へと拡がり続けています。

SIAF2017 - http://siaf.jp/


TEAM

ARTSAT × SIAFラボ

「衛星はメディアである」をモットーに、宇宙の文化芸術活用を推進するプロジェクトARTSAT:衛星芸術プロジェクトは、2010年、多摩美術大学と東京大学のコラボレーションとして活動を開始しました。2014年2月には、世界初の芸術衛星「ARTSAT1: INVADER」の打ち上げに成功し、続く同年12月には「はやぶさ2」との相乗りで、地球の引力圏を脱出する深宇宙彫刻「ARTSAT2:DESPATCH」を惑星軌道に投入し、最遠で470万km(月までの距離の約12倍)からの電波の受信に成功しました。自らの分身としてのソフトウェアを、衛星軌道上、さらには太陽を周回する地球脱出軌道で実行することで、宇宙からの音楽や詩の送信、衛星に搭載したAIとの対話、音声合成によるメッセージの送信などの、さまざまな芸術ミッションを実行しました。

一方SIAFラボは、札幌市資料館に開設された「SIAFラウンジ」と「SIAFプロジェクトルーム」の2つのスペースを活動拠点として、札幌国際芸術祭を支える文化を育、市民一人ひとりが「札幌」について考え、さらに発見、発信していく場です。2015年から、SIAFラボは芸術関連のレクチャーや「ツララボ」といった、さまざまな市民協働型のプロジェクトを行っています。とりわけ「クリエイティブ・コーディング」と呼ばれる、ソフトウェアを活用した創造的表現の探求は、SIAFラボにおける活動の大きな柱のひとつとして、体験型のワークショップや展示を通じて、子供から大人まで、その可能性を広く探求し、市民と共有することを目指しています。

今回は、このモエレ沼公園という唯一無二のフィールドと、SIAF2017という異文化交流の場を舞台に、この2つのプロジェクトががっちりとタッグを組むことで、さまざまな要素が複合的に連携・交錯した共同芸術プロジェクトに挑戦します。

ARTSAT - http://artsat.jp/
SIAFラボ - http://siaf.jp/siaflab/


EXHIBITION

札幌国際芸術祭2017
モエレ沼公園エリア「RE/PLAY/SPACE」

《Sculpture to be Seen from Space, Improvisation to be Heard from Space. 宇宙から見える彫刻、宇宙から聞こえる即興演奏》

札幌国際芸術祭2017 モエレ沼公園エリア
日時:2017年8月6日(日)-10月1日(日)
会場:モエレ沼公園ガラスのピラミッド 3F
詳細:「RE/PLAY/SCAPE」 札幌国際芸術祭

《Sculpture for All of the Intelligence 全知性のための彫刻》

札幌国際芸術祭2017 モエレ沼公園エリア
日時:2017年8月6日(日)-10月1日(日)
会場:モエレ沼公園ガラスのピラミッド スペース1
詳細:「RE/PLAY/SCAPE」 札幌国際芸術祭


Event
Information

RE/PLAY/SCAPE

札幌国際芸術祭2017 モエレ沼公園エリア
日時:2017年8月6日(日)-10月1日(日)
会場:モエレ沼公園

クリエイティブコーディングスクール札幌 2017 札幌国際芸術祭編

札幌市立大学公開講座
日時:2017年7月23日(日) 13:00-18:00
会場:札幌市立大学サテライトキャンパス

平川紀道 《datum》

会期:2017年2月16日(木)-19日(日)
時間:11:00-17:00
会場:モエレ沼公園雪倉庫

アーティスティックディレクターを担当する平川紀道の作品プレビューをモエレ沼公園雪倉庫で開催しました。

datumの映像記録はこちら


News &
Information

2017年8月16日

ARTSAT×SIAFラボ打ち上げ週間 – ライブパフォーマンス

宇宙と地上を繋ぐ即興演奏のパフォーマンスを実施します。 モエレ沼公園内から気球を打ち上げ、搭載したモジュールと […]

2017年5月22日
パラシュート落下実験

5月20日 パラシュート落下実験

すっかり初夏、そして芸術祭の開幕まであと3ヶ月を切りました。 今回は、先日実施した気球打ち上げ実験のさらに予備 […]

2017年5月12日
札幌国際芸術祭2017メインビジュアル

札幌国際芸術祭2017 参加アーティスト・企画内容の全貌発表

5月11日に記者発表が開催され、札幌国際芸術祭2017の参加アーティスト、プロジェクトなど、SIAF2017の […]





CREDIT


プロジェクトリーダー  久保田 晃弘(ARTSAT/SIAFラボ)


開発

プロジェクトマネージャ
小町谷 圭(SIAFラボ)
堀口 淳史・中澤 賢人・宇佐美 尚人・橋本 論(ARTSAT)
石田 勝也・船戸 大輔・金井 謙一・藍 圭介(SIAFラボ)
開発アドバイス
岩谷 圭介

展示

アーティスティックディレクター
平川 紀道(ARTSAT)
サウンド
矢坂 健司
無線
堀口 淳史
照明
時里 充・大庭 圭二
映像
田所 淳
デザイン
小酒井 祥悟(Siun)
テクニカルサポート
金築 浩史
映像・アーカイブ
石田 勝也(SIAFラボ)・門馬 友佑・クスミエリカ
機材協力
株式会社シンタックスジャパン・東芝ライテック株式会社・東リ株式会社・FOSTEX COMPANY
制作協力
株式会社クワザワ工業・野方電機工業株式会社・株式会社佐々木製作所

運営

キュレーション
宮井 和美(モエレ沼公園)
プロジェクトマネージャ
細川 麻沙美(札幌国際芸術祭事務局)
細川 秀樹・宮岡 完・加茂 博仁(札幌国際芸術祭事務局)
サテライト会場(札幌市資料館)
プロジェクトマネージャ
漆 崇博(SIAFラボ)
詫間 のり子・杉本 直貴(SIAFラボ)
遠藤 拓也(札幌国際芸術祭事務局)
ウェブサイトイラストレーション
川成 由(SIAFラボ)
ロゴ・デザイン
白井 宏昭
広報
石田 省子・岡本 和沙(札幌国際芸術祭事務局)
協力
気象庁札幌管区気象台
札幌大谷大学
札幌市立大学
多摩美術大学
北海道大学創成研究機構
主催
札幌国際芸術祭実行委員会
共催
公益財団法人札幌市公園緑化協会


本プロジェクトは科研費基盤研究 (C)16K02331
「軌道上展開構造物による衛星彫刻の実現」の支援を受けています。

Background-image : The source data were downloaded from AIST’s LandBrowser. Landsat 7/8 data courtesy of the U.S. Geological Survey.”

TOP